武漢禍・総締め括りの段 その2


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楠公研究会代表理事・楠木正成公三男正儀流25代嫡孫・山下弘枝さんは津島神社にいます。6月9日 3:58 ・ 津島市 ・
武漢禍総締め括りの段その2。

禍退散総括りの参拝に上がらせて頂いた全国約三千天王社総本社・津島神社より。
元来「蘇民社」と称された素戔嗚尊の和御魂を祀る「和御魂社」、そして、尊の奇御魂を祀る元宮「柏樹社」。

現海部郡「姥が森」に鎮座していた「蘇民社」を津島神社境内に遷座している由緒から、和御魂社元宮に鎮座する姥が森「姥社」と和御魂社との祭礼は同じ縁日となっている。

言い伝えによると、素戔嗚尊が津島にご来臨になられた折、此処姥が森にて、とある老婆が尊をお祀りするよう御神託を蒙った事により社殿を創建。
その後も、姥が森に嘗て存在していた岩窟に、蘇民将来という人物の末裔が住み続けた、と伝わっている。

着目すべきは、古来より素戔嗚尊が、牛頭天王のみならず、蘇民将来信仰の神としても同一視され信仰されてきた事。

「蘇民将来」とは、日本各地に伝わる疫病退散の御神威を戴く民間信仰として知られる。

この信仰の発祥となっているのは、「備後風土記」の以下の記録である。

昔、伊勢の地に、蘇民将来という者とその弟・巨旦(こたん)将来なる兄弟が住んでいた。
ある日、この地に、武塔神(むとうしん)と名乗る神が、求婚の旅の途上に伊勢に降臨し、二人に宿を求めた。
裕福な弟・巨旦将来はこれを拒み、貧しい兄・蘇民将来は一夜の宿を提供し、手厚くもてなした。
武塔神は大いに感激し、兄・蘇民将来とその娘らの腰に茅の輪を付けさせ、「吾は速須佐雄の神(素戔嗚尊)なり。後の世に疫病あらば、汝、蘇民将来の子孫と云ひて、茅の輪を以ちて腰に着けたる人は免れなむ」と言い残し立ち去った。
間も無く、弟一族は皆疫病で死に絶えてしまうが、兄一族は、誰も病禍に見舞われる事無く、大いに栄え続けた。
武塔神、則ち、素戔嗚尊とは、邪者を追い祓う神であったのだ。
以来、伊勢地方では、玄関に注連縄を以て結界を張ると共に、家の中に邪霊が入るのを防ぐ魔除の呪符として「蘇民将来子孫家門」 札を掲げるようになった。

実際、古事記に於いても、素戔嗚尊が高天原から追放された後、宿を求めて彷徨う場面が描かれている。
この事蹟から備後風土記の記録である蘇民将来伝承と仏教伝来によって齎された本地垂迹の影響を受けた牛頭天王信仰等が習合し、現在の蘇民将来信仰や天王信仰に繋がっていったものと思われるが、いずれにせよ、過去の日本の国史を顧みれば、此様なる禍下に於いてこそ、神々への祈りと祭りは必須であり、執り行わなねばならぬものである。

今般の武漢禍たる疫病到来と共に、平時には封印されていた人々各々の真の姿が自ずとさらけ出された。
そしてその結果、人と人との縁の去就という現象が非常に活発に起こったが、これもまた、素戔嗚尊の荒御魂、和御魂、奇御魂、幸御魂それぞれの強き御神威によるものであった事を改めて強く実感している。
四御魂は、森羅万象全エネルギーの根源たる天之御中主神(あまのみなかぬし)によって司られている自然の摂理であり、自然の一部を成す我々人間もまた、これら四御魂の自然摂理のもとに司られている。

ご存知の如く、我が祖大楠公が厚く崇敬したのは、楠氏氏神・建水分神社であり、その御祭神・天之御中主神であったのは言うまでもない。

近世の学者らが、「後世の捏造だ」等とイチャモンを付けている、大楠公旗印「非理法権天」旗の意義も、大楠公が天之御中主神を信仰し、万物は宇宙摂理のもとにある事を悟っていた事に尽きる。

そして、この摂理を理解できて初めて、大楠公の偉大なる旗印の真の意義を理解できるのである。

大宇宙という森羅万象のもと、人間が自然の一部であれば、病禍を齎らすウイルスや細菌も自然の一つであり、それらは互いに影響し合い、共生してきた。
それが自然の一部たる生物の本質であり、宿業だ。
つまり、地球上、否、宇宙という視野から観るに、ウイルスや細菌等をこの世から完全に駆逐し、無菌状態にするなど、宇宙摂理に反しており、当然ながら不可能な事だ。
もし、人間達が、この世を無菌状態に出来ると勘違いしているならば、それはとんでも無い慢心であり、正さねばならない。

間も無く今月21日には、夏期の窮極点に達し、夏越大祓と共に、自然界は再び冬へ向けてシフトし始める。
冬期が極まるに従い、各種インフルエンザや各種コロナ等低温を好む多種多様のウイルスや細菌が活発化する。
自粛という冬眠をし続けているうちに、次なる冬が到来し、永遠に冬眠し続けねばならなくなる。

人間が自然の一部であり、それらと共存しているという宇宙の真理を、一日も早く人々が悟ってくれる事を切に願いつつ、神々へ祈りを捧げさせて頂いた。



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