
第27回楠公研究会、建水分神社にて、盛況裡に開催させていただきました。
実は、建水分神社は、第一回楠公研究会の開催の地でありますが、当社を記念すべき初回勉強会の場とさせていただいたその所以とは、建水分神社が楠木一族にとって最も重んずるべき神社の一社である事に他なりません。
また、今般、コロナ禍という現状下に於いて、様々な常識が急速に大きく変容していっていますが、かような大きな変化同時に生ずる原理こそが原点回帰であると確信しています。
そのような気の流れにあり、研究会も原点に立ち返るべく、第一回研究会開催地へ回帰させていただきました。
根源を再探究する事とは、魂の蘇りと同義であると考えます。
更に申せば、建水分神社の主祭神は、宇宙万物の根源神たる天之御中主神。
その御神威が非常に強力過ぎるが故に、主祭神とされる事が極めて稀な神であり、その数少ない神社が、ここ建水分神社なのであります。
「核」なる存在なくして、この世の万物の存在は有り得ません。
国體も同じであり、日本という国體に於いては、その「核」とは男系皇統であり、これは日本という国家が存在する上で、理屈等の人智を凌駕する普遍の哲理であります。
そして、当然ながら、当時の一般的武門階級と比ぶるに群を抜いた教養の深さを保持していた大楠公は、自らの祖神たる天之御中主神が森羅万象の中核であり、そして国家が国家として営まれる摂理として、中核たる存在が必要不可欠であると認識していた事は間違いの無き事でありましょう。そして、その事を非常に重んじたからこその、大楠公の死生観が形成されていったと思われます。
当日は、岡山禰宜様の格別なるご厚遇を賜り、特別参拝として、非公開にして重要文化財である御本殿を特別お開け頂き拝観、参拝をさせていただきました。
こちらの御本殿は大楠公が命じ創建された社殿であり、そこには大楠公の御神魂も鎮まって恐らくはおられたのでしょう。
御本殿の目前に立つと同時に、無風でありながら、御本殿内部から冷んやりとした清浄にして謹厳たる霊気が参拝者の我々のもとへ流れてき、この不思議にして有難き現象に一同、驚愕の一瞬でありました。
ご参加され霊気に浴された皆様からは、勉強会終了直後から、痛みのある身体の部位が快復したとか、ご参加者様同士が不思議なご縁の輪廻により懇親会場にて再会をされた等等、様々な御霊験をご体験された等、強き御神威の示顕を感じさせられるご感想を多々賜りました。
これもひとえに、大楠公の御神威の賜物なのでございましょう。
今般、ご参加を頂きました皆様との有難き必然なるご神縁を改めて実感しております。
神々の尊き御神威を頂かれる事により、皆様に幸多かれと祈りつつ、今後も尚一層精進して参りたく存じております。
尚、YouTube一般公開版につきましては、御本殿内や小楠公直筆扁額等の非公開の内容のものに関しまして、有料会員様限定での公開とさせていただいております旨、何卒御理解の程、宜しくお願い申し上げます。
また、勉強会では手指消毒、マスク着用を促し、密の発生せぬ屋外にて研究会を開催する等、コロナ対策に充分に留意しつつ、開催させていただきました事も付記させていただきます。
(※写真撮影時以外はマスクを着用しております事、ご承知おきください)


